飼育法解説

【ビギナーからプロまで】ヒョウモントカゲモドキの飼育方法解説!寿命、入手場所、値段は?

こんちは!

今回は

  • ヒョウモントカゲモドキの飼育方法がわからない。
  • 飼育しているけどちゃんと飼育できるてるの?

という疑問に答えるため、爬虫類飼育者は誰でも知っている「レオパ」ことヒョウモントカゲモドキの飼育方法を解説します。

最初にお迎えをする可能性が高いからこそしっかり飼ってもらいたい!というところで、記事を作成しました!

この記事でわかること
  • ヒョウモントカゲモドキに必要な環境、日々のメンテナンスの方法がわかる。
  • ヒョウモントカゲモドキの飼育に必要な物品がわかる。

初めて飼育する人や今飼育している人は復習にもなるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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それではいきましょう!

ヒョウモントカゲモドキとは?

ヒョウモントカゲモドキはヤモリの仲間ではありますが、壁に吸い付いたり出来ず、ヤモリにはないまぶたがあるなど、「ヤモリだけどトカゲのような特徴」をもつトカゲモドキの仲間です。

夜行性で生息地では日中の明るいうちは巣穴に隠れて、夜になって暗くなってから出てきて小型の哺乳類や昆虫類を捕食します。

生息地

生息地は主にインド北西部、パキスタン、アフガニスタン等の、中央アジアから西アジアにかけての荒野や平原、砂礫地帯です。

しかし現在は繁殖個体が広く出回っているため、野生個体が市場に出回ることは、多くはありません。

特徴

基本的には黄色い体色に黒くまだら模様(ヒョウ柄)が入っていますが、品種(モルフ)によって大きく異なります。

特徴的な太くて丸っこい尻尾を持っており、ここに栄養分をため込みます。

敵に襲われた時など、緊急時には自切といって自分で尻尾切ってしまう一般的に知られているトカゲのような性質も持ち合わせています。

大きさ

全長は20cm程度、体重は60〜80gが一般的です。

しかし「ジャイアント血統」と呼ばれる体が大きくなりやすい品種(モルフ)は全長30cm近く、体重が100gを超えるもの現れます。

寿命

適切に飼育すれば、平均10年〜15年と小さい体に似合わず長生きしてくれます。

飼育のレベルが高いブリーダーでは20年を超えてくる例も多いので、しっかりと長生きしてもらいたいものです。

ヒョウモントカゲモドキの飼育環境

ヒョウモントカゲモドキは夜行性のため紫外線ライトも必要ないので非常にシンプルなレイアウトで飼育することができます。

温度26℃~30℃、湿度40%~50%の環境がヒョウモントカゲモドキの飼育環境に一番適しています。

必要な物品

ケージ

30cm×20cm程度のスペースがあれば終生飼育が可能です。

地表性なので高さはそこまで気にしなくてもいいでしょう。

まず物品代を抑えたい人はプラケースがオススメです。

しかし保温性の問題傷がつくと視認性が悪くなることを考えるとやはり爬虫類専用のものがオススメです。

このタイプはフタがスライド式でメンテナンスのしやすさも魅力の商品です。

もちろん通気性も保温性もプラケースより優れています。

さらに金額的、スペースに余裕があればガラスケージもオススメです。

この商品は全面が観音びらきでメンテナンスもしやすく、ガラスなので視認性がバツグンです!

余裕があればガラスケージで飼育するのがベストの選択といえるでしょう。

保温器具

ヒョウモントカゲモドキの適温は26℃〜30℃と比較的高温です。

まずパネルヒーターを1/3〜1/2の範囲に敷き、暖かいところと涼しいところ作ります。

これは「温度勾配」といって生体が自由に好きなところ温度に行くことができるようにするのが大事です。

床の温度で涼しいところが26℃くらい、暖かいところで32℃くらいを目安にしてください。

気温が下がってくると、パネルヒーターでは適温に届かなくなることがあるので、その場合は上部につけるヒーターを増やしたり、断熱材でケージを覆うなどの処置が必要です。

床材

一般的にはベビーのうちは誤飲しないように、キッチンペーパーを敷いて、アダルトは専用のソイルを床材に使うことが多いようです。

もちろんずっとキッチンペーパーでも飼育可能です。フンをしたら丸ごと変えられて汚れもすぐわかるので愛用者も多いようです。

専用ソイルはニオイも抑えてくれて、フンをしてもそこだけ取り除くだけで掃除できるのがメリットです。

シェルター

乾燥地帯に生息していても、巣穴の中は涼しく湿度も高いです。

できれば上に水を溜めることができるウェットシェルターを使用しましょう。

適度に湿度を保つことで、生体も安心しますし、脱皮不全予防にもなります。

ドライシェルターを使う場合は1日一回は霧吹きで空間湿度を上げましょう。

水入れ

生体がクビを伸ばして飲めて、ひっくり返さないものならなんでもかまいません。

爬虫類用のものは見た目も良くひっくり返されないようにある程度重みがあって使いやすいです。

日々のメンテナンス

ヒョウモントカゲモドキのエサ

ヨーロッパイエコオロギやデュビアなどのゴキブリを市販のカルシウム剤をつけて与えます。

基本的には生体の頭の横幅より小さいものをベビー期は毎日満腹まで、アダルト期は2〜3日に一回腹八分目くらいで与えます。

最近は人工飼料を食べる生体も多いため、食べるのであれば、そちらで代用してもいいでしょう。

ただし爬虫類の早過ぎる死因の多くは肥満によるものです。エサのあげすぎには十分注意しましょう!

水換え

水入れの水は毎日変えましょう。カルキは抜かなくても大丈夫です。

容器の汚れを取るためにも1週間に一度は容器の洗浄も必要です。

掃除

キッチンペーパーであればフンがあれば交換、ソイルもフンがあれば、その部分を取り除きます。

専用ソイルは半年ですべてが交換になります。

ヒョウモントカゲモドキの値段•入手場所

ヒョウモントカゲモドキは人気種のため、多くの爬虫類ショップやホームセンターで取り扱いされています。

値段は安いもので5000円程度、高価で有名な「ブラックナイト」というモルフだと20万円以上とまさにピンからキリまであります。

初めて爬虫類を飼育する場合は、爬虫類ショップなどの専門店で購入することをオススメします。

理由としては飼育した際何か困った時に気軽に相談できるからです。

初めて飼育した時はなにかと不安に思うことも多いので、飼育の相談相手を作っておくのは非常に重要です。

ある程度飼育に慣れていて、たくさんの中から選びたい!安く購入したい!という人は爬虫類イベントに行くのがオススメです。

イベントの規模にもよりますが、全国から専門店が集まり数100匹の中から自分好みの生体を選ぶことができます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ヒョウモントカゲモドキは太い尻尾や見た目の愛らしさやモルフの豊富さから人気の高い爬虫類です。

ヒョウモントカゲモドキの飼育方法は他の夜行性ヤモリの飼育方法にも応用できるので、しっかりとした飼育環境を整えていきましょう!

それではまた!

ABOUT ME
suke
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トカゲが好きすぎるアラサーサラリーマン。 職場寮生活脱却を機にニシアフリカトカゲモドキの飼育を始め、爬虫類沼にズッポリハマる。 現在多数の爬虫類を飼育中。 「幸せな爬虫類ライフ」を追求するため、日々爬虫類に関する情報を発信する毎日。