こんちは!
今回はヒョウモントカゲモドキに並んで最近人気急上昇中の爬虫類、ニシアフリカトカゲモドキの飼育方法について解説します!
といった疑問に応えるため記事を作成しました。
- ニシアフリカトカゲモドキに必要な環境、日々のメンテナンスの方法がわかる。
- ニシアフリカトカゲモドキの飼育に必要な物品がわかる。
今までニシアフリカトカゲモドキの飼育をしたことがない人でも飼育できるように解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
それではいきましょう!
ニシアフリカトカゲモドキとは?
生息地
ニシアフリカトカゲモドキは、セネガルからカメルーンにかけてのアフリカ大陸中西部(西アフリカ)沿岸に生息しています。
最近は繁殖個体も多くなってきましたが、今でも原産地から野生採集された個体が市場によく出回ります。
特徴
ニシアフリカトカゲモドキは茶色の体色にこげ茶の横にラインが入ったヒョウモントカゲモドキのような見た目をしています。
ヒョウモントカゲモドキのようにトカゲのような性質をを持つトカゲモドキの仲間ですが、よく見ると顔つきや体型にも違いがあります。
大きく違うのは目の表現でしょうか。
ヒョウモントカゲモドキはいかにも爬虫類的な瞳ですが、ニシアフリカトカゲモドキは黒目がちで真っ黒です。
また体型や手も全体的にもっちりと印象をうけ、どちらかというとヒョウモントカゲモドキよりマスコット的なかわいさがあります。
大きさ
平均的に15cm〜20cm程度で体重は60g〜80gになります。
まれに野生、繁殖個体を問わず、100gを超える個体も現れますが、今のところ大型血統のモルフが開発されているわけではなく、完全に個体差になっています。
確実に大きい生体をお迎えしたい場合は、成長しきった大きめの子をお迎えするしかありません。
寿命
適切に飼育すれば、平均10年〜15年と小さい体に似合わず長生きしてくれます。
飼育のレベルが高いブリーダーでは20年を超えてくる例も多いので、しっかりと長生きしてもらいたいものです。
ニシアフリカトカゲモドキの飼育環境
ニシアフリカトカゲモドキは夜行性のため紫外線ライトも必要ないので非常にシンプルなレイアウトで飼育することができます。
ヒョウモントカゲモドキより高温、高湿度を好むので、温度28℃~32℃、湿度60%~80%の環境がニシアフリカトカゲモドキの飼育に一番適しています。
必要な物品
ケージ
30cm×20cm程度のスペースがあれば終生飼育が可能です。
地表性なので高さはそこまで気にしなくてもいいでしょう。
まず物品代を抑えたい人はプラケースがオススメです。
しかし保温性の問題や傷がつくと視認性が悪くなることを考えるとやはり爬虫類専用のものがオススメです。
このタイプはフタがスライド式でメンテナンスのしやすさも魅力の商品です。
もちろん通気性も保温性もプラケースより優れています。
さらに金額的、スペースに余裕があればガラスケージもオススメです。
この商品は全面が観音びらきでメンテナンスもしやすく、ガラスなので視認性がバツグンです!
余裕があればガラスケージで飼育するのがベストの選択といえるでしょう。
保温器具
ヒョウモントカゲモドキの適温は28℃〜32℃と比較的高温です。
まずパネルヒーターを1/3〜1/2の範囲に敷き、暖かいところと涼しいところ作ります。
これは「温度勾配」といって生体が自由に好きなところ温度に行くことができるようにするのが大事です。
床の温度で涼しいところが28℃くらい、暖かいところで32℃くらいを目安にしてください。
気温が下がってくると、パネルヒーターでは適温に届かなくなることがあるので、その場合は上部につけるヒーターを増やしたり、断熱材でケージを覆うなどの処置が必要です。
床材
一般的にはベビーのうちは誤飲しないように、キッチンペーパーを敷いて、アダルトは専用のソイルを床材に使うことが多いようです。
もちろんずっとキッチンペーパーでも飼育可能です。フンをしたら丸ごと変えられて汚れもすぐわかるので愛用者も多いようです。
専用ソイルはニオイも抑えてくれて、フンをしてもそこだけ取り除くだけで掃除できるのがメリットです。
シェルター
乾燥地帯に生息していても、巣穴の中は涼しく湿度も高いです。
またヒョウモントカゲモドキより高い湿度を求められるので、できれば上に水を溜めることができるウェットシェルターを使用しましょう。
適度に湿度を保つことで、生体も安心しますし、脱皮不全予防にもなります。
ドライシェルターを使う場合は1日一回は霧吹きで空間湿度を上げましょう。
水入れ
生体がクビを伸ばして水を飲めて、ひっくり返さないものならなんでもかまいません。
爬虫類用のものは見た目も良くひっくり返されないようにある程度重みがあって使いやすいです。
日々のメンテナンス
ニシアフリカトカゲモドキのエサ
ヨーロッパイエコオロギやデュビアなどのゴキブリを市販のカルシウム剤をつけて与えます。
基本的には生体の頭の横幅より小さいものをベビー期は毎日満腹まで、アダルト期は2〜3日に一回腹八分目くらいで与えます。
最近は人工飼料を食べる生体も多いため、食べるのであれば、そちらで代用してもいいでしょう。
ただし爬虫類の早過ぎる死因の多くは肥満によるものです。エサのあげすぎには十分注意しましょう!
水換え
水入れの水は毎日変えましょう。カルキは抜かなくても大丈夫です。
容器の汚れを取るためにも1週間に一度は容器の洗浄も必要です。
掃除
キッチンペーパーであればフンがあれば交換、ソイルもフンがあれば、その部分を取り除きます。
専用ソイルは半年ですべてが交換になります。
ニシアフリカトカゲモドキの値段•入手場所
ヒョウモントカゲモドキは人気種のため、多くの爬虫類ショップやホームセンターで取り扱いされています。
値段は安い野生採集個体(WC)で5000~10000円程度、いろいろなモルフがかけ合わさっている高価なものだと10万円~30万円以上とまさにピンからキリまであります。
初めて爬虫類を飼育する場合は、爬虫類ショップなどの専門店で購入することをオススメします。
理由としては飼育した際何か困った時に気軽に相談できるからです。
初めて飼育した時はなにかと不安に思うことも多いので、飼育の相談相手を作っておくのは非常に重要です。
ある程度飼育に慣れていて、たくさんの中から選びたい!安く購入したい!という人は爬虫類イベントに行くのがオススメです。
イベントの規模にもよりますが、全国から専門店が集まり数100匹の中から自分好みの生体を選ぶことができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ニシアフリカトカゲモドキは太い尻尾や見た目の愛らしさやモルフの豊富さから人気の高い爬虫類です。
温度と湿度は若干高めですがヒョウモントカゲモドキと同じ感覚で飼育でき、他の夜行性ヤモリの飼育方法にも応用できるので、しっかりとした飼育環境を整えていきましょう!
それではまた!